花田 裕之さん(ミュージシャン)
&
Bluesouth Clarkesdale II


取材日:1999.8.12
都内・BS&T リハーサル スタジオにて。




シリアルNo,・・・ 0133 (1997年製)
ネック・・・ マホガニー1P
指板・・・ ローズウッド
ペグ・・・ GOTOH クルーソンタイプ3×3
ナット・・・ 牛骨(交換済み)
フレット・・・ ミディアム
ボディー・・・ マホガニー
ピックアップ・・・ Lindy Fralin P-90
ピックガード・・・ べっ甲・2P
コントロール・・・ Master Volume & Tone...CTS製
3点セレクタースイッチ...SWクラフト製
SWクラフト製 Jack
ブリッジ・・・ GOTOH ナッシュビルタイプ T.O.M
テイルピース・・・ アルミ テイル ピース
弦・・・ Ernie Ball Power Slinky
ピック・・・ オリジナル・ティアドロップ型・ミディアム

●このGuitarのブランド名『Bluesouth』は、アメリカ南部の代表的な音楽「Blues」と、アメリカ南部を 表わす「South」を合わせて名付けられたもの。
●12フレット部には、クロスロードを示す、『61』『49』のインレイ入り。 クロスロードとは、ミシシッピー州を通っている61号線と49号線の交差点のこと。伝説のブルースミュージシャン、ロバート・ジョンソンの代表曲「クロスロード」の舞台となった場所としてあまりにも有名。
●カラーは花田さんの希望により、ダークチェリーレッド(ラッカー)に。
●通常のClarksdaleは小ぶりなボディで長身の花田さんにはやや小さ過ぎたため、製作者であるRonnieKnight氏は、花田さん用に特別、ひと回り大き目のボディで製作した。 その後、花田モデルは「Clarksdale II」と名付けられた。
●ヘッド裏には花田さんの為に製作された事を記す、「FOR HIROYUKI HANADA」の押印が入っている。(写真右下のヘッド裏アップを御覧ください。)
●ピックガードは、もともとパール柄が付いていたが、その後、べっ甲柄に変更。
●ピックは、98年のツアー時に製作をした、デッド ベアー マークの入った黄色いティアドロップ型(ミディアム)を使用。
●弦高は、普通。
●花田さんの後方に写っているMATCHLESSは、現在では生産中止になっている85W仕様のHC-85(国内では未発売の黒色)というモデルで、約2年前に入手。
花田さんは5年位前に、120W仕様のスーパーチーフというモデルも一時所有していたが、HC-85の歪みの方が好みだった為、アメリカ全土を探し、やっとの思いでGetした大切な相棒である。

Comment

Bluesouth(Clarkesdale II)の、気に入っている点を教えて下さい。

新しいギターなので、自分好みの鳴り(自分らしい音)を、作っていけるところが魅力。

花田さんは、Bluesouth Guitarの工場があるMascle Shoalsで、製作者であるRonnie Knightさんに、会われたそうですが、その時の感想やエピソードを教えて下さい。

ロニーはギターだけに留まらず、南部の音楽文化に誇りを持ち、愛情を持っている人。 「南部に来たら、これを食べろ」と言われて食べた、ポークチョップは最高だった。

Bluesouthのギターは、「アメリカ南部の音楽を愛する人に、使ってもらいたい」と言う製作者の意向があり、また、ClarkesdaleはR.L.バーンサイドも使用し、デルタブルースサウンドを意識し製作されたモデルとのことですが、花田さんは、このギターを使用する時に、アメリカ南部の音楽、もしくはデルタブルースを意識することはありますか?

ブルースのカオスと、意識することがある。

Infomation

★花田 裕之さんの最新アルバム 『NOTHIN' ON』発売中

ROCK'N' ROLL GYPSIES『WHO THE FUCK IS THE ROOSTER?』 発売中

★花田裕之さん所属オフィスの公式ホームページはこちらです。
http://www.irc2.co.jp/

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